【柏レイソル】過去を振り返る、歴代ベスト10ゴール(前編)

たまには過去を振り返ることも必要ではないか、と思うのです(唐突)。
サッカーがある生活、レイソルがある生活こそが日常なのだ、と何気なく使っていた言葉や当たり前だと思っていた考えが、いとも容易く根底から覆されてしまう現実。
日立台。あの空間、あの場所は当たり前でも日常でもなく、特別な瞬間なのだと痛いほどに感じる今日この頃。
再び動き出すその日のためにできることは、大切なものや好きなもの、愛するものについてもう一度向き合うことではないかと思うのです。
慌ただしい日々に埋もれ、好きが故に当たり前や惰性になってはいなかったか、と自分自身に向き合うことではないか、と思うのです。
この空白をただ立ち止まる時間にはせず、少しでも意味のある、未来に繋がる時間にしたい。
そんなことを漠然と考えながら中断期間を過ごしております。

湿っぽくするつもりはありません!
こんな機会なので、一歩立ち止まり、過去を振り返るのも悪くないのではないか、と思うのです。
再開に向けて、過去の試合やゴールを観て気分を高めようぐらいの趣旨です。
そこで、独断と偏見に満ちた「レイソル歴代ベストゴール10選」を選んで見ました。
といっても、さすがに数が多すぎるので条件を2つ設けました。

①(自分が)現地で観戦していたこと
②タイトルマッチではないこと

この2つを条件に、僕の人生を支えていると言っても過言ではない10ゴールを振り返ります。

※あくまで10選です。順位ではありません
※動画はJリーグ含む各種大会および、クラブ公式がアップしたもの以外はリンクを貼っていません。ただ、リンクを貼っていないものについても、全て某動画サイトYTで視聴できることは確認済みなので気になる方はそちらでお願いします。


1、2000年4月1日 1stステージ第4節 vsFC東京 キタジのバックヘッド

激しい点の取り合いは洪 明甫の決勝ゴールで柏に凱歌【マッチアーカイブ2000】‪https://youtu.be/z9E2ToWi2to%E2%80%AC

この試合、サポートキッズとしてキタジと手を繋いで入場しているのが当時小学1年生の私。キタジ・フィーバー真っ只中(キタジ弁当とかありましたよね)。

https://www.instagram.com/p/fkloBZjWqJ/

誰と手を繋ぐかは、サポートキッズからの指名制です。当然、半分くらいの子はキタジを指名したと記憶してます。被った場合の決定方法はじゃんけん。激戦を勝ち抜き、手繰り寄せたキタジと手を繋ぐ権利。コールドスプレーの爽やかな匂いが格好よくて、20年経った今でも鮮明に覚えています。
あとはやっぱり茶髪!!さすがに染めさせて貰えなくて、絵具を塗りたくって怒られた記憶がある(苦笑)。
FC東京が、昇格1年目にして開幕から無敗の快進撃を繰り広げており、どこが止めるのか?みたいな取り上げ方だったと記憶しています。
結局、レイソルVゴール(懐かしい)で勝つわけですが、その口火を切ったのがキタジ。代名詞のニアサイドからのバックヘッド。パスを出したのが天才司令・大野というのもオールドファンには堪らない。本当にこの2人のラインは美しかった。後世に語り継ぐべきです。


2、2017年3月15日 ルヴァン杯第1節 vs清水 手塚のボレー

【公式】ゴール動画:手塚 康平(柏)3分 柏レイソルvs清水エスパルス JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第1節 2017/3/15https://youtu.be/2tJGmawyH7Q%E2%80%AC

記憶に新しい、エレガント手塚の伝説が始まった瞬間。
仕事帰りのルヴァン杯。試合直前に到着し、ユニフォームに着替えてるいる最中の出来事だったと記憶。普段タクシーなんて使わないのに、この日だけタクシーを使ったお陰で間に合った自分の判断を褒めたい。
言うまでもなく、とにかく格好良いスーパーゴール。
しかし、ただ格好良いだけのゴールなら、そこまで人の記憶には残らない。
ここから伝説は始まった。未来は常に過去を変えている。
その後の活躍、躍進がこのゴールに深い意味をもたらした。春先からの連勝も手塚がいたから成し得たこと。この一発があったからこそ未来が拓いた。
いつか、柏熱サイドにフリーキックをぶち込むその日を夢見て・・・必ず帰ってくると信じています。


3、2009年8月19日 J1第22節 vs浦和 大津の2点

降格した年の希望、真夏の夜の夢・・・。高校の部活帰りにジャージで観に行きました。
夏場にネルシーニョ政権1期目が発足するものの、最終的に降格を喫します。簡単な船出とは行かず、不安定な戦いが続きました。
そんなシーズンの希望の光だったの大津。ドリブルで左サイドをぶっちぎる姿に惚れ込みました。ボールを持ったときの「行けー!」というスタジアム全体が沸く雰囲気が好きでした。最近で言うと、伊東純也がボール持ったときの雰囲気と近いものがありました。
そんな2009年に、大津が主役となったゲームといえばこの試合です。ハイライトがないのが残念(動画サイトに非公式のものは落ちています)。
苦しく、辛いシーズンを大津が彩ってくれました。レイソルの未来を照らしてくれる希望の光だったのは誇張ではありません。


当時は「チャラ男」などと親しみを込めて呼ばれていました
そんな大津が学生を支援する活動を行なっています。鈴木大輔との対談の模様が興味深く、私が言うのもおかしな話ですが「大人になったなあ・・・」と思わざるを得ない内容だったので是非ご覧ください。

【実践済み】組織をまとめるたったひとつの方法https://youtu.be/MB0eJGageLE%E2%80%AC

昨季はマリノスの主力としてシーズンを戦い、リーグ優勝を果たしました。歓喜の輪に包まれている姿を滲みるように眺めてしまいました。レイソルでは、結果という意味で良い思いをさせてあげられなかったので、少し報われたような気がしました。


4、2017年7月2日 J1第17節 vs鹿島 ポゼッションからの大谷

【公式】ゴール動画:大谷 秀和(柏)24分 柏レイソルvs鹿島アントラーズ 明治安田生命J1リーグ 第17節 2017/7/2https://youtu.be/xGzayVq_5Ww%E2%80%AC

公式のハイライトが解っていない・・・。このゴール、30本近くパスを繋いでいます。
ハイプレス+ポゼッションで連勝街道を突き進み、首位で迎えたシーズンの折り返し。結局敗戦を喫するものの、勝てば2011年よりもハイペースだったと記憶しています。
下さん2年目。ゲームモデルが着実に浸透し、メンバーもアカデミーが主体となっています(この日も先発8人がアカデミー)。達磨さんやメンデスなど紆余曲折を経ながらも、ようやく理想に近づいたという実感がありました。俺たちは前に進んでいるという充実感を結果が肯定してくれた非常に楽しいシーズンでした。
このゴールはそんなシーズンの象徴。最後に仕留めたのがキャプテンというのもこれまたロマンティック!

 

5、2004年8月29日 2ndステージ第3節 玉田のドリブル

(玉田 圭司)Jクロニクルベスト:2004ベストゴールhttps://youtu.be/STpeqDHGqLQ
このゴール、当時の柏の小学生はみんな真似したはず。真似できるはずないんだけど。玉田らしさ全開。テレビだか家電のCMにも使われたような(当然、日立製)。
下敷きにサイン貰ったりしたな・・・とか思い出しました。
「玉田ギャル」なんて人種も存在していましたが、2005年の降格および玉田の移籍を機に柏では絶滅危惧種に認定。
柏からFWの選手が日本代表に選出される歓びと期待。特にアジアカップの衝撃は大きく、クラブも街も玉田一色。
成績も雰囲気も今考えると褒められたものじゃない停滞感の中で、数少ない希望の持てる明るい話題でした。今思えば、負担は相当なものだったはずで、余計なものまで背負わせてしまったかもれません。プレースタイルは大きく変わったものの、当時のヒーローがいまだに現役を続けている姿に勇気をもらえます。いつか指導者として柏に・・・というのはなかなか難しいかな・・・。

 

と、ここまで書いて既に3,500字!!
まだまだ中断期間は続きます。後編に次回に続きます。