【検証】レイソルの選手をμ'sに例えてみる【ラブライブ!】

誰が読むんだ!というニッチ過ぎる記事を書きました。
独断と偏見でレイソルの選手でμ'sを例えてみました。
各メンバーの上段がキャラの紹介、下段が選出理由となっています。
異論は認めます。バシバシご意見ください。

穂乃果→クリスティアーノ
海未ちゃん→カマジ
ことり→ヒシャルジソン
真姫ちゃん→江坂
かよちん→太陽
凛ちゃん→キリ
エリチ→航輔
希ちゃん→タニ
にこにー→瀬川

参考までに
ラブライブ!Official Web Site | メンバー紹介

高坂穂乃果クリスティアーノ

 μ'sを立ち上げた主人公。猪突猛進に突き抜ける、駆け抜ける様は、明日を生きる勇気を貰えます。脇目も振らない全力さで周りを巻き込むその姿はカリスマ性に溢れます。友人が「スタートアップ企業の社長みたい」と評していて物凄く納得がありました。共感してくれる方も多いのではないでしょうか。
 見えているもの、目指すものに対して愚直に努力を重ねます。その純粋さ故に周りが見えなくなることもありました。ラブライブ!辞退という、目指していたものを失った喪失感から気力をなくし、μ'sを投げ出します。μ'sを解散の危機に追い込み、挙げ句の果てには親友からビンタを喰らう等、時折見せる弱さに、支えてあげたい・・・!という気持ちになります。普通の女子高生と何も変わることのない姿、人間味あふれる姿が穂乃果の魅力と言ってもいいかもしれません。
 また、周りを引き込む力についても一級品です。親友が夢を叶えるために海外留学を決意しますが、「あなたと夢を叶えたい」と、直前で留学を阻止します。狂気の沙汰です。しかしながら、その強引さこそがμ'sの原動力、推進力となっているのは言うまでもありません。まさにμ'sを体現した存在です。
 曲折を経て、物語終盤では立派なリーダーに成長します。「変わることを恐れずに突き進む勇気に救われた」とエリチが言うように、変わることを恐れず、試行錯誤を繰り返して前に進む姿勢は自分も見習うべきだと思います。

 これはもう クリスティアーノ 一択だと思います。
 クリスを四字熟語で表現するなら「一球入魂」です。魂を込めるようにボールを扱う選手だという印象を持ちました。
 ちょっとお洒落にヒールをしてみたり、セルフジャッジでプレーを止めたり、穂乃果の少し抜けた性格と被ります。それでも、貪欲に勝利を目指して走って走って走りまくるクリスの姿に心打たれたことがある人も多いのではないでしょうか。この人に付いていきたい、背中を押したいと思わせるカリスマ性を感じます。
 勝利への執念は凄まじく、昂る感情を抑えない姿は、レイソル愛の具現といっても過言ではありません。感情が溢れすぎた故に警告を貰うこともしばしば。ただ、それもご愛嬌です。穂乃果ちゃんも中途半端な言動で、海未ちゃんにビンタされています。

 

園田海未鎌田次郎

 穂乃果の良き理解者、というかもはや保護者。穂乃果への愛が強すぎるが故に口うるさくなってしまうところが尊いと思います。少し真面目すぎるところがありますが、常にμ'sを客観的に俯瞰して眺めることができる、数少ない「まとも」(優秀)な人材です。
 控え目な性格で前面に出て行く性格ではないものの、影ながらμ'sを支えます。

 結構悩みました。ここは カマジ です。
 「口うるさい」というのが決め手です。口うるさいという表現が適切かはわかりませんが、試合中のコーチングが凄すぎて感動します。先日のちばぎん杯では、サポーターの応援が鳴り響くにもかかわらず、バックスタンド2階まで声が届きました。ピッチ内のコーチングは、後方の選手が中心となります。全体を見渡すことができるからです。貴重なインフォメーションを前線に送ります。
 「うるさい」の意味を質的なものではなく、音量的な意味で解釈しました。申し訳ありません。苦し紛れです。控え目な海未ちゃんの性格は、サッカーで例えるならDFではないか?という強引な理由も一緒に添えさせてください。


南ことり→ヒシャルジソン

 穂乃果の親友でμ'sの衣装担当。穂乃果に全幅の信頼を寄せています。夢を叶えるための留学を諦め、穂乃果とμ'sともに歩むことを決意します。留学こそ出来なかったものの、μ'sの衣装担当を通じて得たものを昇華し、きっとその先の未来で夢は叶えたものと思っています。ルートが変わっただけです。留学はあくまで手段です。留学経由が、μ's経由に変わっただけです。はい。
 とにかく、肯定の人です。穂乃果は素晴らしい景色を見せてくれる。素晴らしい場所に連れて行ってくれる。だから付いて行く、支える。辛口の海未ちゃんとは違う形で穂乃果を支えます。体重が増えたという事実にも「見た目は変わってないよ」と慰めて(甘やかして?)くれます。


 そんなことりは、 ヒシャルジソン 。
 クリスに寄り添う写真(ゴール後の輪とか)が多い印象です。調べたわけではありません。あくまで印象です。そういう意味で穂乃果がクリスなら、ことりはヒシャかなという至ってシンプルな理由です。
 また、プレースタイルがまさにフォア・ザ・チームそのものです。トランジションにおけるボール奪取で何度もチームを救いました。今のレイソルネルシーニョの哲学においてトランジションは命です。カードが多いということは、それだけチームを救っているということでもあります。カードが出る=相手はチャンスだったということです。プロである以上、試合に出場することで価値が高まります。当然、カードで出場停止になりたいはずがありません。その間にポジションを奪われる可能性だってあるわけです。派手なドリブルやボール捌きで目立つタイプではないものの、チームのためにプレーができるヒシャはまさに肯定の人、ことりそのものだと思うのです(強引)。

 

西木野真姫江坂任

 μ'sの作曲担当。シャイで照れ屋、気が強くプライドが高いけど、μ'sが大好きなツンデレの鑑です。少し冷めたような、斜に構えた態度を取りながらも、μ'sへの愛が言動の節々に感じられます。μ'sと出会う前は音楽室や図書室に籠るなど孤高の人だったものの、徐々に友達が増えていたり、積極的に人とのコミュニケーションを図る姿は感動ものです。劇場版でアイドル達に歌を教えるシーンに涙した人も多いはずです。


 そんな真姫ちゃんは、 江坂王子 !
 クールで斜に構えたように見えるルックスやプレースタイルからは想像も出来ない、インテリジェンス・献身性の高さは、ネルシーニョ監督からの信頼も絶大です。
 インテンシティの高い戦術を採用してる今期のサッカーにおいて、試合中に考える時間は限られています。その中でも、例えば瀬川が逆サイドに流れた時には、そのポジションを埋めるために全力で走るなど、ピッチを俯瞰する能力、瞬時に状況を認知する能力、そしてそれを実行する技術・体力が備わっています。
 また、江坂選手といえば、創造性あふれるプレーも魅力の一つです。止めて、蹴るという基本技術は国内でもトップクラス。全速力でのボールタッチがぶれないのはサッカー経験者としても感動ものです。基本的な技術が高水準だからこそ、豊かな発想が生まれ、それを実行することができるものと考えます。創造性という意味では作曲担当の真姫ちゃんはまさに、創造性の塊です。1年間で200曲近くを産み出しました。産みの苦しみなんて言葉は真姫ちゃんには不要なのでしょう。
 そして何より、クールに見えて実は熱いところが真姫ちゃんと似ています。昨季のアウェイ・徳島戦ではコテコテの大阪弁で審判へ詰め寄る場面が抜かれ、一部地域で話題となりました。勝利への執念の現れです。真姫ちゃんと同じく、胸に秘めているものの熱さを感じます。


小泉花陽古賀太

 花陽と言えばおにぎりです。巨大おにぎりを頬張る姿は、この世の中から争いという争いをなくすことができるのではないか、と思うほどに高貴なものでした。1日1回、小泉花陽を拝めば、平和な世界になる気がします。穂乃果とのダイエット回における、息遣いだけの会話は伝説です。「おにぎり」系の選手(?)がいないのが残念です。
 花陽といえば「成長」ではないでしょうか。物語前半では、自分を主張することを苦手としています。ことりの肯定は意思を伴ったものですが、花陽のそれは周りに合わせるものであり、そこに自分の意思はありませんでした。一期で自分を主張したのは、μ'sに入るときぐらいでしょうか。
 そんな花陽が、2期で成長を見せます。μ'sを続けるか、終わらせるかの判断を、最もらしい理由を並べることで問題の解決を先延ばしにしていたメンバーに対し「本当にそれでいいのかな」と主張します。μ'sの活動を通じて、自分が誰かを支えていて、誰かに支えられているという充足が成長を促したものと思われます。人間関係において自分を主張すること、それは対等な関係だという意思表示でもあります。自分を卑下することなく、自信を持つことで自分を主張することができるものと考えます。

 

 成長という観点から、 古賀太 を挙げたいと思います。
 柏アカデミーらしさとも言える繊細さ。その繊細さ故の弱さがあると思います。太陽についても例外ではなく、守備の強度や対人の弱さを指摘されることがありました。弱さを克服するために半年間の武者修行を行います。柏に帰還すると、強さ・たくましさの片鱗が見え始めます。ネルシーニョ監督や井原さんの指導の下、年間を通して試合に絡むことで自信を付けることに繋がりました。ついにはA代表デビューを果たし、今夏には東京五輪メンバーへの選出も期待されています。リーグのキックオフ・カンファレンスにもチームを代表して出席する等、クラブからの期待も厚いものと思われます。
 昨日とは違う自分になることが成長だとするならば、自信を付けること、自信が付いた自分になることは成長と同義です。昨季終盤からの太陽を見て、自信に裏づけされた強さ、たくましさを感じます。これは、まさに物語終盤の花陽と重なります。


星空凛桐畑和繁

 凛ちゃん。元気溌剌な体育会系、ムードメーカー。
 2期5話のエピソードは印象的です。地べたに座る時にハンカチを敷いたり、椅子の上に立つ時は靴を脱いだり、本当は女の子らしい凛ちゃんなのですが、幼少期の心ない馬鹿男子!!の発言から、女の子らしい自分に自信を持てなくなってしまいます。μ'sメンバーのファインプレーでコンプレックスを解消します。ドレスを着た凛ちゃんがセンターを務める「Love wing bell」で泣いた人も多いはず。私服でスカートを履けるようになった描写でトドメを刺されます。その自然な女の子らしさから、女子ラブライバーから絶大な人気を誇ります。
 女の子らしさとは別に、姉御肌的な魅力も兼ね備えています。引っ込み事案の花陽や、恥ずかしがり屋な真姫ちゃんをリードします。非常に面倒見が良いのです。また、2学年上のにこにーをいじり倒したり、真姫ちゃんにチョップを喰らわせられるほどちょっかいを出したり、μ'sのムードメーカー的存在でもあります。

 

 姉御肌かつムードメーカーといえば、柏を守る警備隊、 桐畑和繁 だと思います。
 卓越したトーク力は触れるまでもありません。インスタグラムの投稿はチームの日常を切り取った貴重な情報源となっています。ハッシュタグも笑いのセンスに溢れます。新加入選手や外国籍選手とも積極的にコミュニケーションを図ることで、チームの輪を一つにします。
 加入間もない時期や、勝利から遠ざかる時期などは精神的にナーバスになりがちですが、キリのような選手がいることで救われたことがあったはずです。また、GKという試合中の交代が滅多に発生しないポジションに身を置き、決して多いとは言えない出場機会に腐ることなく、高い意識を持って日々の練習に取り組む姿勢はまさに、尊敬すべき兄貴といった姿ではないでしょうか。


絢瀬絵里中村航輔

 賢い可愛いエリーチカ。そもそも見た目が美し過ぎます。
 自分よりも人のため、学校のために生きる。賢く、強く、完璧であろうとする姿は、切なさや苦しさを感じずにはいられません。高校生には大きすぎる荷物を背負い込んでいます。でもそれは「義務感だ」と希ちゃんに指摘されてしまいます。戸惑うエリチ。紆余曲折、μ'sメンバーの尽力によって、自分らしく生きることを選ぶエリチですが、なぜか少しずつダメ人間になっていく様が魅力的で多くの人の心を掴みました。ギャップです。美し過ぎます(2回目)。
 物語の進行とともにダメっぷりを露呈していくものの、基本的には頭脳明晰、運動神経抜群、生徒会長という絵に書いたようなパーフェクトな人間です。努力を惜しまないストイックな姿勢は幼少期からのものであることは、コンクールで負けたことに号泣している描写からも受け取れます。

 

 ストイックという観点から 中村航輔 です。
 運動神経を活かしたシュートストップは「#残念そこは中村航輔」というタグが出来るほどのものです。そのシュートストップでどれだけの勝ち点を拾ったことでしょう。「自分の課題を細分化して(以下略)」と、細い修正を繰り返すことで、ベースを上げていく。途方もない作業ですが、そのストイックさが結果に繋がっています。「柏の子供は雄太の背中を見て育つ」という名言があります。それだけ、柏のゴールマウスを守る責任は重いということです。背負っているものの大きさはエリチのそれと同じかもしれません(エリチみたいに苦しそうではないけれど)。
次代の守護神候補はストイックの塊。中村航輔、リオへの道程で得た哲学。 - サッカー日本代表 - Number Web - ナンバー

 また、頭脳明晰という観点からは、将棋好きのエピソードが有名です。ファン感謝祭ではプロとの熱戦を繰り広げました。対談の内容も興味深いものとなっています。
サッカー&将棋有望株、独占対談!中村航輔×中村太地の「勝負師論」。 - 将棋 - Number Web - ナンバー

 

東條希大谷秀和

 スピリチュアルパワー注入!!μ'sの名付け親です。
 上級生らしい落ち着きと、包み込むような暖かい眼差しは包容力そのものです。穂乃果を支えることり・海未ちゃんのように、エリチを支える希ちゃんです。
 ただそこに居てくれるだけで安心できる、受け止めてくれる。それこそが包容力だと思います。適切な時に適切な言葉を掛けることができるのは、普段から周りを見ているからこそできるものです。μ'sのメンバーの中で、「人を見る」という意味で最も客観的な視野、洞察力を持っているのは希ちゃんかもしれません。夏合宿で真姫ちゃんを籠絡したのは見事でした。精神的支柱といっていいでしょう。

 包容力、客観的、精神的支柱といえばこの人しかいないと思います。我らがキャプテン、 大谷秀和 。
 タニが居てくれるだけで何とかなる気がします。あの感じこそが、包容力だと思うのです。ピッチに立つことは戦うということです。緊張や不安が伴います。そんな時、タニの存在は大きいと思うのです。タニの声で救われた選手も多いのではないでしょうか。本当に人を見ていると思います。ミスして動揺している選手を励ます声は、ピッチという戦場において心の支えとなるはずです。支え、それはまさに精神的支柱であり、μ'sにおける希ちゃんということになります。

 

矢澤にこ→瀬川祐輔

 「にっこにっこにー」でおなじみ、宇宙No.1アイドル、世界の矢澤。
 μ's内の立ち位置としては、上級性ながらもいじられ役、ギャグ枠としてメンバー全員から慕われています。
 アイドルに懸ける思いや心意気はプロフェッショナルそのものです。2期における伝説の海岸シーンでは、μ'sとの出会いについて「こんな季節に巡り会えた」と表現しています。それだけ、アイドルというもの、μ'sという存在へ懸ける想いが強かったということでしょう。
 「アイドルは絵顔を見せる仕事じゃない。笑顔にさせる仕事なの。」は後世に残る名言です。にこにーに関しては、細かい説明は不要です。とにかくプロフェッショナルの一言に尽きると思われます。

 プロのサッカー選手に対して、「プロフェッショナル」という表現を使うのは少し憚られますが、この言葉を聞いて真先に思い浮かぶのは、 瀬川祐輔 です。
 金髪にしている理由について「ネルシーニョに見てもらうため」と話していました。ネルシーニョ監督からの信頼も厚く、コンスタントに試合出場を果たしていながらも、現状に満足することなくアピールを続ける姿勢はまさにプロフェッショナルです。今の自分に満足せず、常に上を目指す。尽きない向上心は見るものを魅了します。
 また、昨季のサイドバック起用についても、本職とは違うポジションを任されることに不平、不満は一切漏らさず献身的なプレーを続けました。不満を漏らさないどころか、その経験を昇華することで、本職のサイドハーフでの活躍に活かしていく。どんなことからも、貪欲に吸収することで成長へと繋いでいくその精神、メンタルはプロフェッショナルそのものだと思います。

 

締めの言葉というほどのものではないけれど 

 軽い気持ちで始めたつもりが、まさかまさかの7000字を超え!!
 これがどのくらいの文量かと言うと、札幌戦が4000字、ル杯・ガンバ戦が4500字、ちばぎん杯が2700字というところから、察してください。
 レイソル・・・好き、μ's・・・好き。好き+好き=愛してる!という馬鹿丸出しの理屈にもならない動機で書き始めました。好きなことならいくらでも文章が書けることがわかりました。
 新型肺炎の影響で公式戦が延期となっています。Jリーグがある日常、レイソルがある日常は当たり前ではないということを、噛み締めることとなりました。再開の時を待ちわびる日々。約9年前、震災による中断の際に痛いほど学んだはずの事実が、あっさりと忘れ去られていました。年間シートを購入し、アウェイ遠征も当たり前になったことで、どこか惰性的になっている自分がいたように思います。
 月並みですが、再開した暁にはレイソルのある日常に感謝し、噛み締めるように楽しみたいと思います。そして、再開の時に全力で楽しむことができるよう、体調とお金の管理は十分継続していきたいと思います。スタジアムで会いましょう。